
妊娠発覚後、わが子が産まれてくるのが毎日待ち遠しいですよね。
出産に向けて色々準備も必要です。
まずは病院選び。でも初めてだとどういう基準で選べばいいのかわからない。
そんな方に今回は病院の選ぶ基準を様々な観点からご紹介したいと思います。
◎出産前の病院選び4つのポイント
- 出産施設の選択
- 分娩費・入院費
- 病院の方針
- 病院の環境
出産施設の選択

まずは出産を行う施設の選択です。
病院、クリニック、助産院の3つの施設の特徴を見てみましょう。
病院
●利点
・医師の数が多く、医療設備も整っているため緊急時に安心
・他の診療科もあるので合併症があった時にすぐ処置できる
●欠点
・待ち時間が長い
・担当医が変わる
・研修生が見学に来る時がある
病院はやはり何かあったときに対応ができるという安心感があります。
ただし、患者数も多くなるので待ち時間が長かったり、同じ担当医に診察してもらうということが難しくなります。
それでも安心して出産したいという方は病院がお勧めです。
クリニック・診療所
●利点
・初診から分娩まで同じ医師に診察してもらえる
・食事がおいしい、豪華
・施設によってシャワー・トイレ付個室など快適な環境が整っている
●欠点
・緊急時に対応ができない(提携している病院への転院が発生)
・過ごしやすい環境が整っている施設はその分費用も高くなる
クリニックは施設によって食事がおいしかったり、入院に快適な環境が整っているようです。ただし、病院と違って緊急時には対応ができないため転院が発生します。個室などの快適な環境を選びたい、同じ医師にずっと診てもらいたいという方はクリニックがお勧めです。
助産院
●利点
・自然なお産ができる
・アットホームな雰囲気
・産前産後のケア、サポートが充実
●欠点
・合併症や大きな異常がないことが前提
・医療行為ができない
助産院はアットホームな雰囲気の中で、女性の助産師に分娩を担当してもらえるため、リラックスして出産に臨めます。ただし、医療行為ができないため危険が伴うことが想定される場合には出産ができません。促進剤などを使わない自然なお産がしたい、費用を安く抑えたいという方には助産院がお勧めです。
分娩費・入院費

分娩費、入院費も病院を選ぶ際の大事なポイントです。
実際にいくらぐらいかかるかというところも見ていきましょう。
分娩費・入院費の確認
分娩費・入院費は病院によって異なりますので、まずは確認しましょう。
大抵はホームページに費用が載っています。
※入院日数が長くなったり、帝王切開などの手術の発生、深夜の出産などには費用が追加されるので注意が必要です。
各施設の出産費用の平均値
●平成28年度の施設ごとの出産費用平均値は下記のとおり(国民健康保険中央会の統計)
・病院
51万1652円
・診療所/クリニック
50万1408円
・助産院
46万4943円
【参考】自己負担額の平均は約8.6万円
●平均値から算出した自己負担額は約8.6万円となります。
・平成28年度の全国の出産費用平均値は50万5759円(国民健康保険中央会の統計)
・出産育児一時金は42万円(産科医療補償制度に加入していない病院での出産は40.4万円)
・上記より、『50万5759円-42万円=約8.6万円』となります。
病院の方針

出産にあたり病院によって様々な方針があります。
どのような方針があるかを知り、事前に確認しておくといいです。
出産前に性別を教えてくれるか
病院によっては性別を教えてくれないところがあります。昔は性別の判明により堕胎していたことがあったためです。また、決まった週数にならないと教えてくれない病院もあります。洋服など出産前に準備するものが性別によって決まるので事前に知っておきたいものです。産まれるまで楽しみに取っておきたいという方以外は性別を教えてもらえるか、教える週数が決まっているかの確認をしましょう。
出生前検査に親身になってくれるか
出生前検査とは胎児が染色体異常や内蔵の形に異常がないかなど病気の有無を調べる検査です。性別の判明と同じ理由(堕胎の可能性)で出生前検査には前向きでない病院もあります。検査をして安心したいという方はしっかり相談に乗ってくれる病院を選ぶことをお勧めしますが、検査をして陽性だった場合に受けたことを後悔するということもありますので、しっかり考えた上で検査を受けてください。
出産時のビデオ撮影の可否
病院によって出産時のビデオ撮影について方針が違います。ビデオ撮影がOKなところもあれば、分娩後しか撮影できないところ、全く撮影が許可されないところがあります。出産中の感動をしっかり残しておきたいという方は事前に確認しましょう。ただし、出産はかなり壮絶なのでパパのサポートが必要不可欠です。パパはカメラに気を取られすぎないように注意が必要です。
出産後の育児方針(母子同室・別室/母乳育児・ミルク)
●母子同室・別室
出産後にママと赤ちゃんが同じ病室、または別の病室で過ごすかです。母子同室か別室か、母子同室でもどのタイミングで赤ちゃんと一緒に過ごすかは病院によって違います。
●母乳育児・ミルク
母乳育児を推奨しているかミルクも可能かどうかもポイントです。母乳育児を推奨している病院では、母乳が出るまでマッサージを繰り返したり、血が出ても赤ちゃんに吸わせ続けたりと、スパルタで育児サポートを行うところもあるようです。
出産後の面会
●何等親までが面会できるか
病院によって面会できる人が決まっています。来てほしい人がいる場合は、その人がちゃんと面会できるか事前に確認しておきましょう。
●直接面会できるかガラス越しの面会か
赤ちゃんとの面会が「直接」できる場合と「ガラス越し」でしかできない場合があります。パパでさえも直接面会できないところもありますので、誰がどこまで面会できるかは確認しておいた方がいいでしょう。
病院の環境

病院の環境によって出産前や出産後の生活が大きく左右されます。
どのような環境なのか、設備が整っているかを施設のホームページや口コミなどで事前に確認しましょう。
3D/4Dエコーが撮影できるか
3D/4Dエコーとは映像を通して、お腹の赤ちゃんの形状や表情をリアルタイムで観察することができるものです。3Dでは静止画、4Dでは動画で確認することができます。
撮影ができない病院もありますので、その場合は設備が整っている他の病院で有料で撮影することになります。分娩を予約している病院で3D/4Dエコーの設備が整っている場合、無料で撮影できるところもありますので、撮影したい方は確認してみましょう。
入院グッズを病院側で準備
日用品やナプキンなどのお産セット、赤ちゃんのオムツなど、入院中に必要なものを病院側で用意してくれるところもあるようです。そういった病院はその分費用が高い可能性もありますが、何を準備したらいいのかわからない方や準備を任せたいといった方は、用意をしてくれる病院を選びましょう。
病室の環境
病室の環境の良し悪しは入院生活に大きく響きます。病院によっては相部屋しかないところもあれば、トイレ・シャワー付き個室やエステ付きといったホテルのような環境のところもあります。しかし、良い環境の病室はやはり費用もそれなりに必要となります。費用を出してでも良い環境で過ごしたい方は、病室の環境についてもしっかり確認しましょう。
入院中の食事
入院中の食事もまた入院生活をしていく上で重要な項目です。施設によってフルコースのような豪華でおいしい食事が出るところや、いわゆる病院食が出てくるところもあります。その分費用は高くなりますが、豪華でおいしい食事を望む方は口コミなどで事前に確認してみましょう。
まとめ

ご紹介した通り病院を選ぶ際には様々なポイントがあります。
どこかを妥協しなければいけない場合もあるかもしれませんが、やはり自分が一番後悔しない場所で出産に挑みましょう。
一番はママがリラックスして出産できる場所を選ぶことが大事
●私が思うこと
出産費用も気になるところですが、一番はやはり出産をするママがリラックスできることが大事です。
●私の体験談
私の妻は出産費用を気にしてくれて、とにかく口コミがよくて家から近いところを選んでくれました。結果的にいい病院で医師や看護師さんは親切でしたが、施設は古くて食事はThe病院食だったり、相部屋しかなかったりと、もう少し充実した環境で出産させてあげればよかったなと思っています。
●最後に
皆さんもいざ病院を決めて、「もっとこういう風な病院がよかったなー」と後悔しないように病院選びを行ってくださいね。

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